ラビットシネマ

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『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』脚本版を読んでわかったこと、考察(ネタバレあり)

 

 

11月に公開された映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』その内容は衝撃と多くの謎を残す作品となりました。

今月発売されたその映画オリジナル脚本版を読んでわかったこと、わからなかったことをまとめてみました。

 

 

 

この記事は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の結末に触れるネタバレがありますのでご注意ください!

 

 

 

↓ 映画版のレビューはこちら

www.rabbitmanfilm.com

 

 

 

 

 

 

 

マクゴナガル先生の謎

 

 

 

 

本作でファンにとって嬉しい演出となったハリーポッターシリーズのキャラクターの登場。

特にホグワーツの先生で、変身学の教師、グリフィンドールの寮監、時に厳しく時に優しくハリーたちの良き先生であるシリーズでも人気の高いミネルバ・マクゴナガル先生の若かりし頃の出演は嬉しいサプライズとなった。

しかしここで疑問が生まれた。マクゴナガル先生は『ハリー・ポッターと炎のゴッブレット』時点でホグワーツで39年間教鞭をとっています。

そしてホグワーツを卒業後、ホグワーツの教師になる前に2年間魔法省に勤めていた。ホグワーツを18歳で卒業したとして、マクゴナガル先生は1935年に生まれたとされています。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の舞台が1927年であるから、本来ならマクゴナガル先生はまだ生まれていないはずなのです。

 

これには30代のマクゴナガル先生が何かしらの理由で過去の時代にタイムリープした説や、本作のミネルバハリーポッターミネルバは別人説など様々な憶測を呼びましたが、本書で若き日のミネルバ・マクゴナガルと記載されていたので後者の線は消えました。

前者の線も可能性は低いと思われますので単なるミスの可能性が高いです。

絶大な人気の中でますます広がるWizarding World。そうした中でこのような矛盾点は今後も増えそうです。

 

 

 

ニコラス・フラメルが話していた本の中の人物

 

もう一つファンにとって嬉しい演出としてニコラス・フラメルの登場が挙げられます。

彼はダンブルドアの友人で錬金術師、そして賢者の石を作った本人で『ハリー・ポッターと賢者の石』において名前のみ登場していたキャラクターです。

ニュート一行が訪れた彼の部屋には賢者の石が置かれていたりとファンならニヤリとするシーンもありました。

ここで気になったのは水晶によってグリンデルバルドの動向を知ったのち、戸棚から取り出した本です。

その本を開くと写真と人物の名前が書かれていますが肝心の人物は不在。ダンブルドアのページもありましたが彼も不在でした。そして開かれたページの動く写真の女性と話すフラメル。映画を観ていてこのシーンが私的には不可解でした。

そして本書で彼女がアメリカの魔法学校、イルヴァーモーニーの若い教師、ユーラリー・ヒックスだということがわかりました。

彼女がどんな人物なのか、なぜフラメルが彼女を頼るように本を開き、話したのかは現時点では謎です。

イルヴァーモーニー魔法学校といえば、ティナとクイニーが卒業した学校なので彼女たちに所縁のあるキャラクターなのかもしれません。今後ゴールドスタイン姉妹の過去などにも触れられるのかもしれませんね。

J.K.ローリングによると今後彼女が映画に登場する予定とのことなので彼女がどんな人物なのか今から楽しみです。

 

 

 

リタ・レストレンジについて

 

 

本作で鍵を握る人物であったリタ。

映画を観てそんな彼女の行動で1つ気になっていた行動がフランス魔法省での1シーンです。

ニュートとティナがクリーデンスの出生の鍵を握るレストレンジ家の家系図を求めフランス魔法省、記録保管室を訪れた際にそこにリタが登場します。

映画を観ていた際はリタの弟、コーヴァスの存在の証明を記録が証明するというテセウスとの会話から単純に自身の家系の謎、弟の秘密を知るために記録保管室を訪れたものだと考えていました。

しかし、鑑賞後に考えたらコーヴァスとクリーデンスの取り違いとコーヴァスが溺死した真相を知る唯一の人物であるリタのことを考えれば彼女の行動は不自然に思えてきて疑問が残りました。

 

これについても本書で解明されました!彼女が記録保管を訪れた理由は単刀直入に言えばコーヴァスに関する死の証拠を消すためでした。

 

 

 

レストレンジ家の謎

 

 

フランスの有名な純血一族だと言われているレストレンジ家。

ハリポタシリーズではベラトリックス・レストレンジが有名ですが、彼女は元々はブラック家の人間で、ロドルファス・レストレンジと結婚してレストレンジ姓になりました。ロドルファスには弟のラバスタン・レストレンジがいます。

ここで疑問なのは本作でコーヴァスがレストレンジ家の“最後の1人”とされていたことです。

そのコーヴァスは幼子の時に亡くなっていたことが判明しましたし、リタ・レストレンジも本作で亡くなっています。

これでレストレンジ家の血は絶えたように思われますが後の世界にもレストレンジ姓は存在しています。考えられる理由として。

 

①そもそも複数いた説

 

元々レストレンジ姓はそれほど珍しい姓ではなく複数のレストレンジ姓がいた可能性や、親戚等の理由が挙げられますがベラトリックスの知名度を考えればわざわざレストレンジ姓のキャラクターを出す可能性は低そうです。

 

②リタが生きてる説

 

グリンデルバルドの忠誠を試す炎の魔法、「プロテゴ ディアボリカ “悪魔の護り”」の炎に触れ焼かれていましたが、実は亡くなってはいないという説ですが、描写的に可能性は低そうです。

 

③コーヴァスが生きている説

 

アメリカへ養子に出されたその道中、リタによってクリーデンスと入れ替わったことで水難事故により溺死したと見られたコーヴァスが実は生きていたという説です。

ここで気になるのがタイコ・ドドナスの予言です。

 

タイコ・ドドナスの予言

A son cruelly banished
Despair of the daughter
Return, great avenger
With wings from the water.

PROPHECY 20 BY TYCHO DODONUS

引用元:The Predictions of Tycho Dodonus | Harry Potter Wiki | FANDOM powered by Wikia

 

「無残に捨てられし息子

悲嘆する娘

戻れ、偉大な復讐者よ

海から、翼をつけて」

 

 

劇中で何度か言及されたタイコ・ドドナスの予言。

 

ユフス・カーマは悲嘆する娘をリタ、無残に捨てられ海から戻る大ガラスをコーヴァス、カーマが復讐者だと考えていました。

 

しかし、実際はコーヴァスはすでに亡くなっていた為これに当てはまりません。

タイコ・ドドナスの予言って何だったの?オーラプンプンですがもし単なるミスリードの材料ではなく、確かなものだとしたら?

海に沈んでいったコーヴァスは生きているのではないでしょうか。

 

ファンタスティック・ビーストというぐらいですから水棲由来の魔法動物に助けられていた。

 

または、ダンブルドア家の幼児を追い、船に乗り合わせていたグリンデルバルドにより助けられていた(グリンデルバルドがクリーデンスの出世の秘密を知っていた理由も納得できる)ことも考えられます。

 

Wizarding Worldの予言は結構“絶対的”なものの印象が強いのでタイコ・ドドナスの予言がこれで終わりとは考えられない気がします。

レストレンジ家の秘密も含め、今後の物語に注目です。

 

 

 

 

今後のファンタスティック・ビースト

 

 

今後のファンタスティック・ビーストシリーズについては映画版の記事でも少し触れました。

 

 

www.rabbitmanfilm.com

 

 

そして先日、原作者J.K.ローリングによる2020年に公開予定の次作『ファンタスティック・ビースト3』の脚本の完成が報告され、舞台が1930年代のブラジルのリオデジャネイロになることが示唆されました。

 

1930年代のブラジルは軍事クーデターや数々の反乱など激動の時代だったようですね。

こういった事件の裏でグリンデルバルドが暗躍していくのかもしれません。

また1939年には第二次世界大戦が勃発しますので戦争がグリンデルバルドによって引き起こされるというクライマックスを迎えるかもしれません。

グリンデルバルドの思想がナチスドイツのヒトラーを思わせる部分もあるので4作目はドイツ辺りが舞台になる可能性もありそうです。

グリンデルバルドが予知し純血の魔法使いに見せた来るべき未来(ヴィジョン)が彼が予知した未来ではなくそれこそが彼の計画なのかもしれません。

 

言葉巧みに魔法使いだけでなくノーマジの指導者をも欺き魅了し戦争を引き起こし、ノーマジの世界を退廃させ、純血の魔法使いによる支配を目論んでいるのではないでしょうか。

 

クリーデンスが本当にダンブルドア一族の一員なのかも言及されるそうなので楽しみです。

 

 

 

まとめ、その他の素朴な疑問などなど

 

 

映画を観てると瞬きしたり睡魔という魔法生物に襲われたりして少しでもスクリーンから目を離すと重要なシーンを見逃したり、巻き戻せない一度の鑑賞では理解できないことも多々ありますよね。

私は特に外国人の方の顔を覚えるのが苦手なので登場人物がたくさん出たり、場面転換が行われると「あれ?この人だれたっけ?」となるわけです。

なので本書のように映画の脚本版はとても嬉しいです。映画を観た後自分なりに咀嚼して原作本を読んだりすることもありますが原作と映画だと違う点も多いのです。

 

そんな私なので『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でもキャラクターの顔が覚えられず苦労しました。

特にグリンデルバルド陣営の配下たちです!

冒頭のイギリス魔法省のシーンで登場したニュートの代役に名乗り出た男性。

賞金稼ぎの魔法動物ハンターであるグリムソンがクリーデンスをアメリカに送り届けた半妖精の小間使いアーマを殺害したグリンデルバルドの協力者だということに脚本版を読んで知りました!笑

 

あと、ニュートとティナがフランス魔法省に侵入するシーンでニュートのポリジュース薬によるテセウスの変身の効果が切れるの早すぎないか?と思っていたのですが脚本版でポリジュース薬が2滴しかなかったことを知りスッキリしました。