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映画『ワンダー 君は太陽』感想(ネタバレ)

遺伝疾患のため、人とは変わった顔つきで生まれた10歳の少年オギーと、その家族や、周囲の人たちを描いた、世界中で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオの小説「ワンダー」を映画化したヒューマンドラマ『ワンダー 君は太陽』鑑賞しました。

 

ワンダー 君は太陽(字幕版)

 

 

 

トリーチャー・コリンズ症候群という症状をもって生まれ、人とは違った顔つきをした10歳のオギーを演じたのは、映画『ルーム』で注目を浴びた、ジェイコブ・トレンブレイ君です。

  

「自分たちの外見を変えることはできなくても、見る目を変えることはできる。」

 

劇中で印象に残った言葉です。

人は自分と違った物を差別し否定しがちです。

子どもになるとそれが攻撃的になり、イジメになるわけです。

そんな境遇に生まれたオギーですが、オギーに降りかかる問題に真正面から向き合い、決して諦めない愛情溢れた母親、どんな時でもジョークを放つひょうきんな父親、オギーの一番の親友である姉のヴァア、いつも一緒の犬のデイジーと、貧しくも友達思いのクラスメイトのジャックウィルなど、優しくて暖かな家族と友達に支えられています。

先天性の症状を持ったオギーに同情しがちですが、オギーだけでなく皆様々な問題を抱えている。

オギーだけでなく様々な登場人物に焦点を当てて描かれて物語は進みます。一方的ではなく、様々な別の角度から語られる物語もこの作品の魅力の一つだと思います。

 

↓予告の時点で泣けると話題になった動画です。

www.youtube.com

 

以下ネタバレです。

 

 

 

オーガスト・プルマン

物語の主人公、オギー。

遺伝疾患のため過去に27回も手術をしている。見た目に問題はあるが、中身は普通のスターウォーズが好きで宇宙飛行士を夢見る男の子です。今までは母親と自宅学習していたが母親の考えで初めて学校に通うことに。

 

夏休みの間、オギーは母イザベルに連れられて学校に行きます。

校長からジャック・ウィル、ジュリアン、シャーロットの3人の生徒を紹介され学校を案内してもらうことに。

子どもというのは素直です。変わった顔のオギーをジロジロ興味本位で見る3人にオギーは俯きます。

お金持ちのジュリアンはオギーに「その顔は?」と尋ねます。

とっさに「やめろよ」と静止するジャックでしたがオギーは毅然とした態度で対応します。

 

帰宅して元気がないオギーに、イヤならやめてもいいと言うイザベルですが、オギーは「大丈夫、僕は行きたい」と答えるのでした。

 

迎えた登校初日、両親と姉のヴィアに校門まで送られます。

一人ずつオギーに言葉を掛ける家族。

父ネートはオギーの宇宙飛行士のヘルメットを取り「孤立してもお前は一人じゃない」と励まします。

 

家族に見送られ一人校内に向かうオギー。

しかし、変わった顔つきをしているオギーに対して学校の生徒たちはジロジロ眺め孤立してしまいます。

ジュリアンには食べ方がおかしいと指摘され、スターウォーズジェダイ・パダワンを真似た三つ編みを馬鹿にされます。

 

帰宅するなり馬鹿にされた三つ編みを切り、夕食ではヘルメットを被ったままのオギー。

どうにかその場を明るく取り繕うとする父ネイトでしたがオギーは部屋に閉じこもります。

たしなめるイザベルにオギーは、「なぜ僕は醜いの?」と涙ながら訴えます。

しかしイザベルは「顔は人の過去を示す地図だから、あなたは絶対に醜くないわ」と言いました。

 

オギーは勇気を出して登校しますが、触れたらペスト菌が移ると相変わらず孤立します。

しかし、自宅学習をして頭のいいオギーは理科の授業で特に才能を発揮します。

ある日、ジャックに理科の小テストの答えをこっそり教えたことで、2人は意気投合、ランチを共にしオギーの自宅に招かれ仲を深めて行きます。

 

そして、オギーが心待ちしていたハロウィンを迎えます。仮装のおかげで下を向いて歩かなくてもいいハロウィンにオギーはウキウキです。

スクリームのゴーストフェイスの仮装で登校するオギーでしたが、教室で思いがけずジャックの本音を聞いてしまいます。

「もしあんな顔だったら自殺する」

「校長に頼まれてしょうがなく仲良くしている」

 

初めての友達に裏切られて傷ついたオギーは泣いて家に帰ります。

心配で慰める姉ヴィアは「私達親友でしょ。ハロウィンパーティーに行きましょう」

そして2人でハロウィンパーティーに出掛けるのでした。

 

それ以降ジャックを避けるようになったオギーですが、ハロウィンの時の話を聞かれているとは思わないジャックはなぜ避けられているのかわかりません。

そして2人の距離は離れていきますが、オギーを差別する生徒たちに呆れたサマーという女の子の友達が出来ます。

 

 

 

オリヴィア・プルマン

オギーの姉、ヴィア。

オギーが登校初日を迎えた日、同じくしてヴィアも高校初日でした。

オギーを家族と見送り、1人高校に向かうヴィア。

 

学校で幼馴染で音信不通になってしまった親友のミランダを見つけ声を掛けます。

しかし、ミランダは派手な髪色になりスクールカースト上位の派手目グループとつるむようになりヴィアは孤立してしまいます。

 

世界一手のかからない子と呼ばれているヴィア、弟想いの優しい姉ですが、オギー中心の家族に心の中では自分も見てほしいと寂しさを感じていました。

「オギーは太陽で、家族はオギー周りを回る惑星」と語り、家族以外に理解者を必要としていました。そのためミランダとの疎遠に傷つきます。

 

そんなヴィアに演劇オタクのジャスティンが声を掛けられ、距離を縮めていくのでした。

ジャスティンの影響で演劇クラブに入るヴィア。

劇で主演のミランダの代役をすることになったヴィアですがジャスティンとの距離は縮まり自宅にも招く仲になりました。

 

迎えた演劇発表の日、ミランダやジャスティンの応援のため、発表会に訪れたプルマン一家。

それを見たミランダは自分の家族はいなかったため仮病を使い、ヴィアに主役を譲ります。

そして主役を見事に演じきるヴィア。

ヴィアの姿を目に焼き付けるイザベルの目には涙が滲んでいます。

それ以降、ミランダとの仲直りを果たすのでした。

 

 

 

ジャック・ウィル

オギーが学校に通う前の夏休み、ジャックは母親にオギーに学校を案内する役に選ばれたと告げます。

最初は乗り気ではなかったジャックでしたが、オギーの頭の良さや、ユーモア溢れる点に魅力を感じ、いつしか友達になりたいと思っていたとナレーションで語ります。

「5年生を並べて誰と仲良くしたいかと聞かれたら間違いなくオギーを選ぶ」

晴れて友達になったオギーとジャックですが、ある日を境にオギーに距離を置かれます。

理由が分からずオギーと仲良くするサマーに尋ね真相を知るジャック。

 

2人1組での理科の研究のグループ分けをすることになり、ジュリアンに誘われるジャックですがジャックはオギーと組みたいと希望します。

 

「本当にこの顔に生まれたら自殺するの?」と問いかけるオギー対して「まさか。でもジュリアンの顔に生まれたら自殺する」と答え、笑い合い仲直りする2人でした。

 

その後、オギーのことを認めず、悪質なイジメを続けるジュリアンにジャックは殴りかかります。

その行為で停学になるジャックですが暴力に及んだ理由は絶対に話しません。

 

そして校外学習などを経て、次第に周囲の人たちに理解されいつしか人気者になっていったオギーは修了式を迎えます。

隣に座るイザベルに対して感謝の言葉を伝えるオギー。

そして一年間でもっとも優秀だった生徒に送られる賞をオギーが受賞し皆に祝福されるのでした。

 

 

 

感想

泣きました。何度も泣きました。

イジメられて涙で訴える演技に心が締め付けられました。

本当にジェイコブ君の演技が素晴らしいです。

 

相互理解にはお互いを受け入れること、時には勇気も必要だと教わった気がします。

なにより登場人物みんないい人ばかりで優しさに溢れた作品でしたね。

劇中では他にヴィアの親友のミランダのパートもあります。

ぜひ劇場で観てほしい作品です。少し自分もいい人になれた気がします。

 

また劇中でスター・ウォーズネタが盛りだくさんで、まさかのチューバッカの出演も喜ばしかったです。

 

映画ではオギー、ヴィア、ジャック、ミランダに焦点が当てられていましたが、他の登場人物の物語も見たいですね。

特にイジメっ子のジュリアン。最初から最後まで典型的なお金持ちイジメっ子でしたが、彼にもきっと物語があるはずです。

そんなジュリアンとクラスメイトのシャーロット、映画では登場しない幼馴染のクリストファーの物語を描いたスピンオフ本が出版されているので是非。

 

もうひとつのワンダー

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ワンダー Wonder

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